市内企業の森での自然観察会
8月12日に市内のダイキン工業の森で、自然観察会を行いました。多くの生き物が発見できました。参加した子供たちが、見つけた生き物になって、物語を作ってくれました。


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テーマ ダイキンの森で見つけた生き物なって物語をつくろう。
1 大カマキリの暮らし
作 重松 亮(小学校6年)
ぼくは大カマキリのこども
4月生まれで、もう2回脱皮したよ。
大人になるまでにもう2回脱皮するよ!
ある日の出来事です
「おなかがすいたな~」
「あっ!あれはショウジョウバッタ・・・・」
「でも・・大きすぎて食べられないなあ?」
「おっ、あれはオンブバッタ!おいしそうだなあ。
「これならいける!よし捕まえた」
「あっ!大きいカマキリだ!」
「このままだと見つかって食べられてしまう。どうしよう。」
「そうだ!あの大きな葉っぱに隠れよう!」
カマキリはどこかに行ってしまった。
「これでゆっくりと食べられる」
「いっただきま~す」
ヤツデのはなし
作 福田れいし
ぼくは、ダイキンの森深くに住んでいるが、将来は天狗の葉っぱとして昇格できると思っていた。たまに人間がやってきて、私を切ってウサギの形などに変えてくれたりする。これも運がいいヤツデだけ。
まあ、日ごろは人はめったに来ないから、ヤツデ仲間と一緒に仲良く生きていくと思っていた。だが、一枚の葉は天狗の葉っぱになるような立派な葉、でも2枚目の葉は虫に食われてしまった。これなら、ぼくも、虫に食われる運命かと思っていた。
ところがある日、観察会があって子どもたちなどがやってきて、私をつかみ取り、ウサギの形にしてくれた、ウサギにそっくりだったので、一緒に観察に来ていた女の子が、ほしくなり、女の子の手に渡った。
ぼくは、天狗になりたかったけれど、僕のことをヤツデとしてきちんと覚えてくれるだろう。天狗にならなかったけれど、女の子に覚えてもらえただけで十分かな?
わたしは松ぼっくり
作 斎藤綾乃(小6)
私はダイキンの森に棲んでいた松ぼっくりです。
私は種をたくさん持っていて子孫をたくさん残すために生まれてきました。
でも、私の中にいた種たちは飛んでいき、私の役割は終わってしまいました。
ある日、ダイキンの森の松の木の下で昼寝をしていると、見学にやってきた女の子が私を見つけてくれました。そのまま、女の子の家に連れて行ってくれました。
どうしたことか、私は、家の水槽の中に入れられてしまいました。
水の中では、どうしようもないのですが、水の中で考えました。
「私はやっぱり、森が一番大好き!」
「将来は友達がいっぱいる森にすみたいなあ」